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レモンを植えよう その1


庭の隅にレモンを植えました。
というのも、レモンの多くは輸入物で、輸入レモンはワックス工程の際にかける防腐剤に発がん性物質が含まれているとも聞いたことがあるからです。

水で洗うものの、紅茶に輪切りにしたレモンをそのまま入れた際に、油膜のような物が浮くことだってありますもんね。

家でレモンが採れれば、本当にそういう面では安心。ということが話の発端です。

でも、レモンは、「熱帯及び亜熱帯の地中海型気候で生産されており、高温を好み、主な生産地域は南北緯度35度以内の範囲である。」とのことらしく、果たして栽培できるのか、不安でした。
日本でも瀬戸内沿岸とかでは栽培農家もあり、可能であると、例によって物の本に書いてありましたので、枯れて元々で近くの園芸屋さんにあったレモンの苗木を買ってきました。種類はリスボンです。

レモンの木も結構売れるのか、20本ぐらいあり、たまたま安売りされていたので、これ幸いでした。
買ってきた苗は、単に穴を掘り、土に鶏糞を混ぜて植えただけです。バラのような大がかりな植え付け方ではありませんでした。
本当は、腐葉土を十分スキこんで、有機肥料は3月と9月頃に根元に施すのがいいらしいです。

植えた時期は、10月頃でした。
果たして路地植えで冬が越せるか心配でした。霜が降りるのとかを随分嫌うらしいので、普通は対策をした方がいいのですが、いつもながら不精もの揃いの我が家では、夫婦そろって「なんとかせんといけんね」と顔を見合わせるだけで、結局一冬ほったらかしのままでしたが、結構元気に冬を越すことができました。

レモンの木の葉は、アゲハチョウの幼虫が大好物で、幼虫が付くと、一晩で葉っぱを全部食べられてしまうらしいです。
ま、我が家に限って、アゲハチョウがやってきて卵を産むようなことはあるまい。と思っていましたが、5月某日芝生の草抜きをしていたら、花も咲いていないのに、なんと、ねらい澄ましたようにアゲハチョウがどこからともなく飛んできて、レモンの木に止まったり、周りを飛んで卵でも産み付けているようでした。
写真は、アゲハチョウが飛んできた時のものです。

すぐ隣の家には、ミカン系の木が植えてありますが、そちらは見向きもせずにレモンをねらい打ちとは、よほど臭いでも出ているのでしょうか。不思議です。

例によって薬剤を使いたくないので、幼虫がいないか葉の裏とか観察していますが、一月後の段階では幼虫は出てきていません。

   (アゲハチョウの幼虫は、レモンを植えよう その2に続く)

レモンは、庭に植えると樹勢が強まるため、数年は木が生長する方に養分が回り、結実するには3〜5年ぐらいかかるとも聞いていますので、本当にそのとおりなら、まだ植えて1年足らずなので、完全無農薬レモンが食卓に上るのは時間がかかりそうです。

ちなみに、レモンは、青い実のうちに収穫して、暗い場所に置いて、黄色になるのを待って食べるそうです。

バラとかのお花もきれいでいいですが、食べられる実がなる木があったら楽しみが増えていいですね。


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