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世界一の庭師の仕事術 ?路上花屋から世界ナンバーワンへ?

世界一の庭師の仕事術 ?路上花屋から世界ナンバーワンへ? 人気ランキング : 2043位
定価 : ¥ 1,470
販売元 :WAVE出版
発売日 : 2009-03-23
発送可能時期 : 在庫あり。
価格 : ¥ 1,470
自己実現と経営の本

この本はガーデニングHow To本でなく、植木屋さん経営の本です。読み終わった感想は、長崎っていいな?、全部石原さんが庭造ってるという印象がのこりました。コッツウォルズみたいなんですかね。チェルシーフラワーショウ 一位の作品のお写真が載っていますが、まーるい苔に囲まれたお庭で、中に入ったら涼しそうです。本の内容は、やりたいことは声をだして、周りのみんなに宣言して自分にプレッシャーをかけて実現していくというプラス思考の内容かな。それとビックリしたのが、ガーデニングって案外お金掛かりますねってことです。プランターの土こねてるのとは別世界の話なので、これから植木屋さんやるぞ?という方の心構えに読んでほしい一冊じゃないでしょうか。


働く意味を見直すために

この本の著者は、ほとんどゼロの状態から自分で事業を立ち上げ、大成功しますが、自分を
見失い、一時は破産しかけます。それでも、再び働く意味を取り戻し、世界的なコンクールで
優勝するような庭師になる、、という波乱万丈な人生を歩んできた方です。

創業者にありがちな、著者の仕事=人生という価値観は、昨今のワーク・ライフ・バランスが
重視される風潮とは逆行しており、誰もが真似できる、またはすべきとは思いませんが、
それでも仕事にかける誇りと情熱は本物だと感じました。

私自身も著者のような仕事一筋の人間になりたいとは全く思いません。
ただ、家族の生活のため、あるいは会社での地位を確立するために働いてきた今までの
やり方ではモチベーション維持に限界を感じていた中、自分なりに働く意味を考え直さなくて
は、と思うきっかけになりました。

人生の境地へ到達!

 がむしゃらに花屋をやって、儲けて天狗になり、借金を抱えるが、庭師になり、イギリスのチェルシー・フラワーショーで3年連続ゴールドメダル賞を獲得することにより、緑・自然を通して世界を変えていくことを決意した男の道筋。かっこいい。
 赤裸々に綴る半生は勢いがあり、しかし潔さがあり、しびれるくらいクールです。最後には仙人になってしまいました。憧れます!
 

打ち込めるものをもつことのすばらしさ

違法な路上販売から立ち上げ、早々に目標としていた”長崎一の花屋”にまで駆け上がる。その後商社と組み、全国展開を図るが…。
”長崎一の花屋になる”という夢に向かい、とにかくやれることから取り掛かり、前向きに動き続ける。著者のその破天荒なほどのバイタリティが伝わってきて元気が出る。
借金返済のためにひたすら働かなくてはならない状況にもかかわらず、経費5000万円といわれるイギリスのガーデンコンテストに挑み出してしまうほど入れ込んでしまえるもの(”花”、”庭”)を持てることがすばらしい(しかも、3年連続でゴールドメダリストにもなってしまった)
また後半で紹介される”花”による村の活性化などの試みは、日本に暮らす我々が今後、”豊かさ”の軸をこれまでとは変えていくべきではないかと考えさせられ、共感する。

経営者の読む本ですね

ガーデニングの本として手に取りましたが、書いてある内容は単なる庭造りのことだけでなく、ビジネスや自己啓発、哲学的なことが書いてあって、期待以上の感動がありました。今の時代、夢を語れない人が多い中でこの著者のような人間が今同じ日本に生きている!ということは、まだまだ捨てたもんじゃないなぁという感じです。世の中の元気の無い経営者に読んでもらいたいものです。

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