芝生(シバ) (NHK趣味の園芸・作業12か月)
わかりやすい解説書 |
日本芝(コウライシバ)、西洋芝について、月別に「主な管理」「作業」が書かれています。
文章は簡潔で的を得ており、美しい写真や気のきいたイラストが各頁に配置されており、見ていて楽しいです。
我が家もコウライシバを10年以上育ててますが、芝生の管理は思ったより大変ですね。この書物にあるように春から秋は毎週作業をすればいいのでしょうが、休日出勤等で月一管理がやっとの状態です。
「芝は刈り取って肥料を与えよ」は本書に書かれているように管理の基本ですが、一端雑草の侵入を許すと成長力の違いで刈るだけでは除去できません。手で雑草を抜くのはたいへん手間がかかりますので、本書の応用で「硫安肥料」の部分散布をしてマメ科の雑草をうまく除去したこともあります。
コウライシバだけでなく、西洋芝の育て方や、一年中庭を緑に保つ「コウライシバと西洋芝の使い分け(オーバーシーディング)」という高度な技術も紹介されています。
他の本も立ち読みしたのですが、これ1冊あれば芝に関する日曜園芸は十分です。
家庭芝管理に必要な実践手順書として最適 |
冬期に冬枯れする暖地型芝草であるコウライシバ、通年緑が可能な寒地型芝草(俗に言う西洋芝)それぞれについて、月別に必要な管理が書かれている実践手順書です。その管理内容は高メンテナンスに属しますが、すべてをそのまま行う必要はなく、その一部を行うだけでも見違えるような芝生になると思います。また、巻末には芝草に関する概説が書かれており、入門書+実践書として最適だと思います。
基本の1冊 |
家庭の庭で芝生を管理していく上でほとんどのことが網羅された1冊。やや大きめの新書サイズで厚みも薄めで扱いやすく、値段も手ごろ。しかし内容は必要にして十分すぎるくらい。この手の本によく見られる夢のような(海外などの)庭園の話ではなくて、自宅の庭を自分で管理していくにはどうしたらよいかをまとめた本です。この本のとおりに全部やろうとしたら、(私のような)片手間ガーデナーには厳しいですが。
これ1冊で |
芝生の植付けから日々の管理まで、芝生の管理についてほとんどこれ1冊で間に合いそうです。オーバーシーディングにも言及しています。唯一の欠点は、あまり手をかけられない人のための手抜き管理の方法が書いていないこと。こまめに出来る人には関係ないですが……。